タロットカードの資格とは?!必要な資格や仕事内容を解説!
記事作成日:2024.07.04
タロットカードの基本
タロットカード占い師になるための資格を見ていく前に、まずは大前提になるタロット占いの基本とタロットカード占い師についての概要を紹介していきます。タロット占いとは
タロット占いとはタロットカードを用いた占いのことで、引いたカード絵柄や向きから意味合いを読み取っていきます。 タロットの始まりは古代からと言われていますが、様々な説があるため未だに正確な起源は何かは定まっていません。 現存する最古のタロットカードは15世紀半ばの北イタリアのものがあり、その時代ではゲームや占い、もしくは観賞用として使用されていたと推測されます。 占いとしてタロットが盛んになったのはマルセイユ版タロットと呼ばれるカードが登場してからで、18世紀頃のフランスで徐々に広まりを見せていきます。 その頃のタロットは占星術や神秘主義などと結び付けられながら現在のタロット占いでも用いられることがある「逆位置」の解釈が出始めるなど、現在に通ずる占いとしての構造が出来上がっていきました。 近年のタロットカードはゲームよりも占いに用いることが中心となっており、今もなお様々な要素を取り入れた新しいタロットカードが生み出されています。タロットカード占い師とは
タロットカード占い師とは、上記のようなタロット占いにおいて引いたカードの意味の読み取りとそれを踏まえた鑑定結果を導き出せる人物です。 タロット占いの解釈は多岐にわりますが、簡易的に占うだけなら、こだわり無くタロットカードを購入してカードを引くだけでも十分に楽しめます。 しかし、本格的に運勢を見ていくためにはタロットカードに関する専門的な知識が必要で、特に他者を占う場合は相手に伝えるための実力も持っていることが望ましいでしょう。 そのため、タロットカード占い師として仕事をしていくには知識や実力を証明できる資格を持っておくことが推奨されます。 タロットカード資格のタロットカード士はこちらタロットカード占い師になるためにタロットカードの知識を学ぶ方法とは?
タロット占い自体はタロットカードさえ購入すれば付属の説明やインターネットの情報で扱えるものですが、タロットカード占い師の資格取得になると、それらには詳しく書いていない専門的な知識が必要になります。そんな資格取得のための専門的な知識を学ぶには教室・スクールや通信講座を利用することが考えられます。
教室・スクール
カルチャーセンター等で開催される教室・スクールでは占いの講座も多数あり、そんな占いの中でもタロット占いはメジャーであるため、講座自体は複数あります。 しかし、一口にタロット占いと言っても学べる内容は趣味的なものから占い全般を取り扱うものもあるため、タロット占いだけを専門的に学べる講座を見つけようとすると難しいものです。 また、教室・スクールは実際にその場所に行かなければならないため、目的の講座が遠方での開催になると、不便に感じてしまうことがあります。 仕事や家事をする中で通学を続けるのは大変なことであり、それが遠方になると更に時間を取られてしまうものです。 講師から直接指導を受けられたり、他の生徒がいることの安心感があったりとメリットはあるので近場で開催されるときは候補になりますが、専門的に学べる講座が見つけづらいのはデメリットになります。通信講座
通信講座でもタロット占いの講座はいくつかあり、学べる内容も講座ことに変わってきます。 そして、通信講座の場合は開催場所や学習時間といった縛りがないため、専門的に学べる講座さえ見つければ迷うことなく受講が可能です。 特に学習時間が縛られないことは忙しい中での隙間時間でも勉強できるメリットがあり、自分のペースで知識を身に付けられます。 一方で基本は自分だけで勉強を進めていくことから時間が空いてしまうと、モチベーションの維持が難しくなる可能性があります。 ただ、近年の通信講座は添削課題や質問の受付など勉強を続けられるようなサポート体制が整っているので、孤独に勉強しているとは感じづらくなっています。 全体的な利便性の視点では通信講座の方が優れているので、教室・スクールの講座が見つからない場合や学習形態にごだわりがなければ通信講座の利用をおすすめします。 タロットカード資格のタロットカード士はこちらタロットカード占い師としての職場候補
資格取得をしてタロットカード占い師となった場合、趣味だけではなく仕事として様々な場所での活躍が見込めます。 そんなタロットカード占い師として働く職場の候補を見ていきます。店頭占い
タロットカード占い師が働く場所としてメジャーなのは、繫華街で簡易的に相談場所を構えたり、専門店である占いサロンに入ったりなどのお店での占いです。
一から開業する人もいるかもしれませんが、場所の確保や店として整えるための費用が必要になるため、多くの場合が元からある店舗に入るか、特定の場所を借りるかという形になっています。
また、実際に占う頻度についても人によって様々で、本業として毎日稼働する人もいれば、週末に予約のみでお客様を受け付ける形にしている人もいます。
この他にも自宅を一室をお店として利用したり、喫茶店のコーナーとして持ち込んだりと、店頭占いだけでも様々な選択肢が出てくるものです。
教室・スクールの講師
先ほどの項目で紹介した通り、教室・スクールにおいてタロット占いの講座はメジャーであり、そのことからタロット占いの講師はある程度の需要がある仕事になっています。 講師として教える場合は、学びに来る生徒の目的を中心に考えていくもので、趣味を例にすると、軽く知りたい人と生涯の趣味として身に付けたい人では教える内容やそれにかかる時間は異なるものです。 そのため、最初に自分がやっていく講座がどの生徒を対象とするか設定していく必要があります。 開講場所としては地元のカルチャーセンターを借りたり、自宅で開業したりするのが主な方法ですが、イベントで臨時的に開催される教室・スクールへの出演も候補の一つになります。 フットワークが軽い方が仕事の幅は広がりやすいのですが、自分のスタイルに合わせて職場を選んでいく方が働きやすいでしょう。インターネットのコンテンツ
タロット占いではタロットカードという現物を扱うため、対面での仕事が基本であると考える人もいるかもしれませんが、インターネットも職場にできる可能性はあります。 近年ではビデオ通話を利用した占いもあり、タロット占いでもカードのシャッフルや引くところをリアルタイムで映しながら占うという方法も可能です。 お客様の中には対面で喋るのが苦手という人もいるため、顔を隠した状態で占えることは一つのメリットになっています。 また、サイトを開設してタロットに関する情報を発信したり、オリジナルのタロットカードを販売したりするという形で働くことも可能です。 インターネットは副業としての活動場所としても利用しやすいため、店頭占いをしている人や別ジャンルが本業の人も活躍しています。 タロットカード資格のタロットカード士はこちらタロットカード占い師はどのような人に向いているか?
タロット占いやタロットカードについては占いや神秘的な物としての興味があれば誰でも学んでいけるものです。しかし、タロットカード占い師となって他者を占う立場になると、単純な興味以外にも必要になってくることがあります。
それは相手の話に耳を傾けることです。
タロット占いはカードから情報を読み取るものですが、その過程で相手の基本的な情報や悩みを言って貰うもので、それを踏まえた上での鑑定結果を話していきます。
そんな時、知識だけが先行して必要な情報だけ聞き出そうとすると、お客様も話しづらくなってしまい、正確な情報が得られないだけでなく、お客様からの信用度も下がってしまいかねません。
知識や実力を証明する資格はタロットカード占い師本人の態度や雰囲気と合わせて完成するのです。
このことから、タロットカード占い師に聞き取り能力がある人や話しやすい雰囲気である人が向いていると言えます。
もちろん、経験を積むことで今はそれに当てはまらない人でも成長できるので、もしも自分が向いていないと思う人は聞き取りや雰囲気を意識してみましょう。
タロットカード資格のタロットカード士はこちら
タロットカード占い師の証明になる資格一覧
タロットカード占い師としての資格はいくつか種類があり、それぞれ発行する協会や機関が異なっています。 発行元の違いは証明する知識や実力の部分にかかるもので、タロットカードに関する知識を得ていることは共通していますが、内容は微妙に異なることがあるのです。 それではタロットカード占い師関連の資格の中で著名なものを3つ紹介していきます。タロットカード士資格
タロットカード士資格は日本占い師協会(JFTA)が発行しており、タロットカードを自分で扱えるよになった上で自他共に占えることを証明する資格です。 発行元は様々な占いに関する資格する協会であり、占い師以外にも趣味や仕事に活かすために受講する人がいます。 そのため、資格には自分自身も占えることが条件にされており、自身の人生を豊かにしながら知識や実力を証明できます。受験資格 | なし |
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受験料 | 10,000円(税込) |
受験申請 | 公式サイトから申込 |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
試験日程 | 2ヶ月に1回ペースで開催(年度による) |
スピリチュアルタロット士資格
スピリチュアルタロット士資格は日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)、スピリチュアルな部分を体の五感を使い感じることでタロット占いをより深く占えることを証明する資格です。 タロット占いは広まる過程においてスピリチュアリティ(心霊主義)も取り込んでおり、現代でもタロット占いにスピリチュアルな要素を交えながら考えていくことがあります。 この資格ではそんなスピリチュアルな要素を取り込んだタロット占いの知識や実力が証明されます。受験資格 | なし |
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受験料 | 10,000円(税込) |
受験申請 | 公式サイトから申込 |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
試験日程 | 2ヶ月に1回ペースで開催(年度による) |
タロットリーディングマスター資格
タロットリーディングマスターは一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が発行しており、相談内容に応じたスプレッドの選択からタロットカードのリーディングを行い、適切なアドバイスができる能力があることを証明する資格です。 こちらの資格はタロット占いのアドバイス面での知識や実力を証明できるものになっています。受験資格 | 協会指定の認定教育機関等が行う教育訓練において、その全カリキュラムを修了した者 |
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受験料 | 5,600円(税込) |
受験申請 | ホームページの検定試験申込から |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 得点率70%以上 |
試験日程 | カリキュラム修了後、随時 |
おすすめの資格
3つのタロットカード占い師関連の資格の中でどの資格を取得するか迷ってしまうかもしれませんが、その場合は日本占い師協会のタロットカード士資格をおすすめします。様々な占い師系の資格を発行している協会であることからタロットカード占い師の実力を証明する資格としては申し分ないものです。
そして、タロットカード士資格は受験資格を特に必要としないので、学習の場としては自由に選択できます。
タロットカード士資格
おすすめの資格講座
もしも教材選びに迷ってしまった場合におすすめの通信講座が二つあります。 それは「SARAスクールジャパン」と「諒 設計アーキテクトラーニング」です。 この二つの通信講座はJFTAから認定校の証明を受けており、それぞれの通信講座で提供される教材やカリキュラムは資格試験に対応したものになっています。タロットカード占い資格取得講座 | SARAスクールジャパン
SARAスクールジャパンのタロットカード士資格を取得できる講座としては以下の2つのコースがあります。SARAスクール | タロットカード士基本コース | タロットカード士プラチナコース |
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受講料 | 59,800円 | 79,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(最短2ヶ月) | |
添削回数 | 5回 | 5回+卒業課題1回 |
資格試験 | 公式サイトで各自申込 | 免除(課題提出のみで卒業と同時にタロットカード士資格とスピリチュアルタロット士鑑定士資格を取得) |
認定試験受験費用 | 各資格10,000円(税込) | 免除 |
タロットカード士W資格取得講座 | 諒 設計アーキテクトラーニング
諒 設計アーキテクトラーニングのタロットカード士資格を取得できる講座としては以下の2つの講座があります。諒 設計アーキテクトラーニング | タロットカード基本講座 | タロットカードスペシャル講座 |
---|---|---|
受講料 | 59,800円 分割:3,300円×20回(初回4,276円) | 79,800円 分割:3,800円×24回(初回3,891円) |
受講期間 | 6ヶ月(最短2ヶ月) | |
添削回数 | 5回 | 5回+卒業課題1回 |
資格試験 | 公式サイトで各自申込 | 免除(課題提出のみで卒業と同時にタロットカード士資格とスピリチュアルタロット士資格を取得) |
認定試験受験費用 | 各資格10,000円(税込) | 免除 |
タロットカード士資格を取得して様々な職場で活かしてみよう
タロットカード占い師は占い師だけでなく、教室・スクールの講師やインターネットでコンテンツは配信するなど活躍の場は多種多様にあります。そんなタロットカード占い師としての実力や知識を証明するためには、専門の機関が発行するタロットカード関連の資格を取得することが推奨されます。
その中でもおすすめの資格は日本占い師協会が発行するタロットカード士資格であり、その資格の取得を目指すなら協会が認定した「SARAスクール」や「諒 設計アーキテクトラーニング」なら勉強しやすいものです。
少しでも興味がある方は各公式サイトを確認してみてください。